2016年07月11日

参議院選挙

昨日参議院選挙の投開票があった。
大方の予想通り与党の自公で改選過半数を大きく超える69議席を獲り、非改選と合わせて145議席になった。
これに「改憲勢力」である大阪維新と日本のこころを合わせて今回の改選分と非改選分合わせて160議席。
参議院242議席の3分の2は162議席になる
今回、自公の160議席に無所属で改憲賛成の議員を足して165議席になったらしい。

これまでネックであった参議院の議席数が、これで改憲発議に向けてぐっと前進した。

改憲勢力以外の野党の方はというと、共産が議席を伸ばしたが民進は減らした。
しかし一人区での野党共闘はかなり機能して特に東北と沖縄では与党を圧倒。
今回比例統一名簿の不成立や全選挙区での共闘には至らなかったわけであるが、一定の成功体験を得たことで告示がせまる東京都知事選、さらには年内実施も噂される衆議院選にかなり大きく影響するのだろう。

民進党にとっては共産党との共闘はイデオロギー的にかなり難しいことであるが、しかし現実の選挙を考えると民進党には「この道しかない」ようである。
しかし結果を受けた岡田代表の感想は、議席を大きく減らし改憲勢力の3分の2阻止も出来ず実体として惨敗であったと思うがあまり負けた感じを受けていないようであった。

これはたぶん都知事選もあってあまり負けた感じを色濃くしたくない、ということなのだと信じたい。
腐っても野党第一党、そして衆参両院の第二党である。
この国がまともさを維持するには健全な批判勢力の存在が不可欠だ。
岡田代表は9月任期まで続けるつもりとのことだが、次の民進党執行部は今までと違う顔ぶれにして次の衆議院選挙に望んで欲しい。

今回選挙の結果、政権は改憲に向けてまっすぐに動き出すことはまず間違いない。
しかしいろいろな報道を見る限り、9条改憲は国民の支持が得られそうになく、「緊急事態条項」「家族条項」などもかなり筋が悪い。

おそらくあまり賛否がなくイデオロギー論争にもならない環境条項あたりを俎上に載せ、ひとまず「歴史的な改憲の実現」一本に絞ってくることになるのだろう。

そういう意味ではこれから始まる改憲論議は、相当に中身の無い議論になる公算が強いと予想する。

やはりこの国には健全な批判勢力が不可欠であり、これから地道に、あらためて再構築していかないといけないと思う。
posted by ヤス at 11:09| Comment(0) | 徒然なるままに