2016年07月01日

ソニーロボット再参入

ソニーがロボット事業に再参入するらしい。
ソニーといえば1999年に出た犬型ペットロボットのアイボというのがあった。

その当時、知り合いの方で70歳過ぎの男性がアイボを買ったと嬉しそうに話していたのを思い出した。
そのおじさんは、どうも機械やコンピューターが好きな人だったみたいで、アイボを買ってこれが可愛くて仕方がないという話をしていたと思ったら、その後にアメリカからやってきたファービーも買っていた。

ひとくちにロボットといっても種類がたくさんある。
前にも書いたがロボットの概念の最初は100年ほど前のチェコスロバキアの戯曲に登場し、そのロボットは金属製の機械というよりは人間に似せたアンドロイドのようなものだった。
その後のロボットは日本で鉄腕アトムになったり人間が操縦する鉄人28号になったり、あるいはハリウッドでブレードランナーのレプリカントになったりした。

想像上のロボットはともかく、現実世界におけるロボットとしては、次第に産業用ロボットが増殖して人型でない機械もロボットと認識されるようになっていったのだと思う。

そして最近のトピックはなんといってもアメリカのお掃除ロボットルンバであろう。
それまでのロボットはテレビの向こうの想像の世界にいるか、あるいは自動車工場のラインでせっせとアームを動かして溶接作業をしているかくらいだったのが、ロボット的なのがいよいよ家庭の中に入ってきた。

ルンバの登場は2002年ことだったらしい。
その頃仕事の知り合いで発明好きの人物がいて、その人がほぼルンバと同様の原理で動く掃除ロボットを考えた、と言っていたのを思い出した。
同じようなことを考える人がたくさんいたということだったのか。
だが結果的に掃除ロボットはアメリカからやってきて、その後日本の家電メーカーがいっせいに後追いすることになった。

まあ考えてみると人間がやっていた家事労働をロボットが肩代わりするようになる流れは歴史の必然、という気がしなくもない。
そのようなロボット開発の機が熟してきたということなのか、経済産業省でも「ロボット新戦略」という政策をつくって日本のロボット技術で世界を牽引しようとがんばっているらしい。
特に介護や災害対応や農林水産業分野などにも向けたロボットの開発を進めるそうである。

だがいつものことだけれど、役所の考えることは常識の範囲内で突拍子もないアイデアは政策の対象とはならない。
このような政策を実施することで産業界の開発方向にバイアスがかかり、思っても見たことのない突飛なアイデアが弾かれる可能性が高まるということが考えられる。
たぶんアイボのような「働かない愛玩ロボット」は政策の範囲外であろう。

しかしだからこそ、ソニーのような会社にはなるべく「ロボット新戦略」の範囲を飛び越えた突飛なものを開発して欲しいよなあ、というようなことを思った。
posted by ヤス at 13:42| Comment(0) | 徒然なるままに