2016年05月19日

ターミネーター第5作

Amazonビデオの配信に、映画ターミネーターシリーズの第5作目である「ターミネーター:新起動/ジェニシス」が出ていたので観た。
2時間を超える大作であり、じっと最初から最後までひと息に観続ける体力も無かったので、10分とか30分とか小分けにして観たけれど十分に面白かった。

この映画を観てまず思ったのは、機械軍団の親分である「スカイネット」の描写が前の4作品から微妙に変わってきていることだ。
今回のスカイネットは、すべてのネット接続機器をコントロールするクラウドシステムの「OS」として描かれているようだ。
これは昨今流行りの「インターネット・オブ・シングス=IoT」が背景になっているものと思われる。
映画では2017年に世界中のIoTを統御する新しいOSとして「ジェニシス」が開発され、いよいよ起動しようとしている。
実はこれがスカイネットで、このジェニシスの起動を阻止するべく主人公たちが活躍する。

1984年の第一作のターミネーターでは、スカイネットは軍事用の高性能並列コンピューターであった。
ちなみに1984年はAppleの初代マッキントッシュが発売された年であるようだが、インターネットはまったく一般化されていない。
しかしインターネットのご先祖である軍用システムとしての「アルパネット」は1960年代から開発が始まっていたという情報がネットに載っていた。
映画の「スカイネット」は「アルパネット」をもじって名付けられたのであろうと想像するがどうなのだろう。

2003年に公開された「ターミネーター3」では、スカイネットが起動して核戦争を巻き起こすところまでの物語。
2003年と言えば1995年のインターネット元年から8年、ネットバブル崩壊を経つつも世界中でネット社会化が進行していた。(今現在もまだ進行しているが)
ネット時代を反映してか、この第3作におけるスカイネットはネットウイルスになっており、銃撃や爆薬で破壊出来ない存在、というのがミソであった。

このようにターミネーターシリーズにおけるスカイネットは、世のコンピューターやインターネットや人工知能技術の進化にともなって少しずつ描写が変えられていて、その点やや興味深い。


しかし今回の5作目で最も重要な役割を果たしていたのはタイムマシンだったと思う。

とりあえずタイムマシンを使えば敵方の殺人マシーンはプログラムを書き換えて過去に送り込めば心強い味方になるし、消したい過去や変えたい未来があればタイムマシンを製造して別時代に飛び、そこでひとしきり活躍すればよい。
タイムマシンを使えばシリーズの続きとして新しい物語を無限に生産出来ることである、ということなのであろう。
ハリウッドも脚本不足で大変、ということなのかなと思った。
posted by ヤス at 09:53| Comment(0) | 徒然なるままに