2016年03月08日

フジテレビの不振

テレビ業界ではフジテレビが非常な不振であるらしい。
かつて視聴率競争ではダントツの数字を叩き出していたのに、何があったのだろうか。

そんなフジテレビの凋落原因について、ふと興味が湧いてきたので、試しにネットでその原因を検索してみた。

いろいろな記事が出てきたが、いまいちなるほどと思えるものがない。

と、その中に地デジ化に伴うチャンネル番号の話があった。
2011年に地デジ化になってチャンネル番号の割り振りが変更になった時、フジテレビは自ら進んで8番を選んだという。
このため、地デジ化前には1、3、4、6、8、10、12の5番目のチャンネル「8」だったのが、地デジ化後は1、2、3、4、5、6、7、8の中の最後の「8」になった。
このために視聴者のザッピングでなんとなくチャンネルを選ばれる機会が減って視聴率の低下に至ったという。
そしてフジテレビの視聴率崩壊が始まった時期と地デジ化のタイミングはきれいに重なっているのである。
この論についてはホリエモンも同じことを言っていた。

これが正解かどうかはよく分からない。
が、低迷原因の何割かはこのチャンネルの並びのせいのような気もする。

あとネットに出ていた不振の原因は、一部上場して冒険できなくなった、ダメな上司が面白い番組作りの阻害要因になった、などなど。
まあテレビが冒険できなくなったのは日テレもどこも似たり寄ったりであろうけれど、一方で予算も人材もないテレビ東京が独自視点の番組作りで躍進したり、東京ローカルのMXテレビが番組をオンタイムでネット配信したり、「持たざる」テレビ局の健闘が光る。


最近のニュースに、春の番組改編でフジテレビは生放送を大幅に増やす方針だという。
生放送であればテレビをオンタイムで見るための大きな動機付けになり、視聴率獲得の力になり得る、ということなのだろう。
生放送拡充の方針は、それはそれでいいのではないかと思う。

エンターテイメントの基本はやはりライブ感にあると思う。
生放送だと出演者の瞬発力が問われて、自然と番組の面白さに磨きがかかるかもしれない。


最近のエンターテイメント業界は「面白さ」の構造解析研究が進んでいて、アメリカのNetflixなどが製作するオリジナルドラマは、シナリオやカット割りなどをある種の人工知能で解析してヒットするコンテンツづくりを行っているという。

またこれもつい最近のニュースで、お笑いのM–1グランプリの結果を予測する人工知能のニュースが出ていた。
おそらく今後のテレビ業界でも、ドラマや収録番組におけるある種のパターン化がどんどん進行するのかもしれない。

そういう中でバラエティ番組でも報道番組でも、生放送による予定調和でない番組作りは、テレビの今後の生き残りの方向である気がする。

ただフジテレビの生放送拡充の大きな理由のひとつは編集コストの削減による利益確保なんだそうである。
こういうなんだか気勢を削がれる発表をしないといけないっていうのも、一部上場企業の不自由さであるなあと思った。
posted by ヤス at 11:56| Comment(0) | 徒然なるままに