2016年02月16日

セロトニントランスポーター遺伝子

ちょっと前にネットニュースで見かけたけれど、「セロトニントランスポーター遺伝子」というのがあるらしい。
セロトニンは人間の脳内で分泌される物質で、不安を和らげ気持ちを平静に保つ役割を果たすという。

で、セロトニントランスポーター遺伝子は、このセロトニンの働きを左右する遺伝子であるらしい。
セロトニントランスポーター遺伝子には3つの型があって、セロトニンの働きを活性化して不安に強いタイプ、不安に弱いタイプ、その中間とある。
衝撃的であったのは、アメリカ人の三分の一は不安に強いタイプの遺伝子を持っている一方で、日本人は不安に弱いタイプが逆に三分の一で不安に強いタイプは3%しかいないらしいということ。

アメリカ人は遺伝子レベルで不安に強いタイプが多く、したがって各種のベンチャー企業が生まれたり新しいテクノロジーが次々に誕生している、ということなのだろうか。

ここでひとつ疑問が沸き起こる。
アメリカは人種の坩堝で、西欧人もアフリカ系もアジア系もヒスパニックもいる。
ならば遺伝子はある程度多様性を保っていても良さそうなものだ。

この疑問に対しては以下の想像が成り立つ気がする。
かつてのフロンティアだったアメリカ大陸には、とりわけヨーロッパ辺りからリスクを厭わない冒険野郎を中心にたくさんの人々が押し寄せた。
その結果としてアメリカ大陸のセロトニントランスポーター遺伝子は、リスク指向の濃度が高まった。
と思ったりした。

その理屈で言えば、日本人の遺伝子は長い長い島国生活の中で、心配性で攪乱行動を起こさない遺伝子タイプがより多く生き残り、冒険野郎タイプは早死にしてどんどん少数派になっていった、ということになるのか。

まあ、このセロトニントランスポーター遺伝子の話がどこまで正確な情報なのか分からないのだけれど、もしこれがある程度事実なら、日本の明るい未来に向けた具体的な対策のヒントになるような気もする。

日本は他国に比べて自殺者が際立って多かったりするわけだが、セロトニンのコントロールというレベルでのメンタルケアの対策などがあっても良い。

遺伝子のタイプで人間を区分したりというようなことは厳に慎まなければならないが、過剰なクレーム社会とか、自殺者の減少とか今の社会問題のさまざまな部分で参考になるのではないかと思った。
posted by ヤス at 12:30| Comment(0) | 徒然なるままに