2016年02月15日

紙の需要減

時々、官庁関係とかの会議や説明会に出席する。
出席するとだいたい紙の資料が配られる。
多いときはA4で20枚や30枚くらいで両面刷りの資料がホッチキス止めで出てくる。
今はコピー機に自動ソーターとホッチキスの機能が付いているのが当たり前だから、100人くらい参加する会でも資料の作成はあっという間に出来るのだろう。

でもああいう資料はほとんどの人が速攻で廃棄していると思う。
中には会議の資料は必ず机の上に置いて帰る、という人もいるらしい。

わたしも紙の資料は基本なるべく早く捨てたい。
近頃は会議主催者のウェブサイト上に紙と同じPDFファイルがだいたい置いてある。
なんなら机の上に置いて帰っても差し支えあるまい。


今、出版不況で紙の書籍は発行部数がどんどん減っている。
なかでも減りようが激しいのが雑誌であるらしい。
雑誌は厚みは薄いし写真が多くて気軽に読めるのが多い。
世間で喧伝される「若者の活字離れ」とちょっと話が合わない気がするけれど、たぶん雑誌のような情報内容はインターネットに移っているということなんだろう。
実際、紙版を廃止してウェブ版オンリーになった雑誌もいくつかあるようだ。


さっき日本製紙連合会というところのデータを見ていたら、国内のここ数年間の各種の紙の需要推移が出ていた。
予想通り印刷用紙関係は年率数%のマイナスで、一方包装用紙やダンボール用紙はコンマ何%かの微増になっていた。
新聞用紙とかは2007年には370万トンあったのが2015年には300万トンまで減っている。
恐ろしい減りようだ。

紙全体でも2007年3170万トンが2700万トンくらいまで減っている。
8年間で約15%減。


会議における大量の紙の束を見るたびに、ペーパーレス化は進んでいるのかなと少し心配してたが、事実として紙の使用料、生産量は確実に減っているらしい。

仕事で流入する紙の束の処分に難儀している身としては、少しほっとするような事実である。
だが一方、印刷業界とか出版業界とかの紙関連業界の人たちには少々厳しい話ではある。

アップルのiPadが登場したのは2010年のことだったらしい。
ペーパーレスの一翼を担うべく期待されたタブレットであるが、一台数万円以上の電子機器では一枚2円とか3円の紙を代替するのはまだ難しいと思われる。

したがって会議における紙の資料は当分無くならないのだろう。
いつの日か紙の束をせっせと廃棄する作業から解放される日は来るのだろうか。
posted by ヤス at 15:04| Comment(0) | 徒然なるままに