2016年01月03日

ペース配分を考える

目下のところ最大の目標とするきびじマラソンまであと2ヵ月足らず。
トレーニングはまずまず順調ということにしておこう。

ところでマラソンはペース配分が難しい。
というかマラソンという競技の中身は、ペース配分をめぐる戦略性がその大部分を占めるのだと思う。

で、わたしのような素人ランナーの典型的なレースのパターンは、20kmくらいまで快調に走って25kmくらいで弱ってきて30kmで体力が絶望的になって35kmくらいであきらめの境地になる、というものだ。

その日のコンディションやペースの速さで多少前後するが、いずれにせよ25kmから35kmくらいの間で体に「異変」が起きてレースが事実上終わることが圧倒的に多い。

マラソンの走り方のノウハウ本には、30kmくらいまではゆったり走って体力を温存しろなどと書いてあるが、それが思い通りに出来れば苦労はないのである。


ところで少しトレーニングが進んで体力リソースが増加したとき、この増加分を前半に投入すべきか、後半に温存すべきか。

世の中には、短所に力を入れるよりは長所を伸ばした方がいいという意見もある。
例えば味は絶品だが店は汚いラーメン屋は、その持てる資金・労働力をさらなる味の向上に使うべきか、または店のリニューアルに投じるべきか。
あるいは日ハムの大谷翔平は、練習時間を投手と打者のどちらにどれだけ割くべきか。

長所により力を入れた方が伸び率が高いのではないかとか、弱点を最低限の水準に補強しないとそもそも勝負の土台に乗らないのではないか、など考え方はいろいろある。

また、長所と短所はどっちがどっちか判定が難しい場合も多く、単純に長所優先が正しいとも限らない。

そういうことで、持てるリソースをどのように配分するかについて、世の中の他の事例を参考にしようと思ったが、あまりうまくいきそうにない。

世の中一般のリソース配分は、実はマーケティングの問題なのであって、お客さんや競争相手の動向もにらみながら決めるべき問題である。
それは自分の意思もさることながら、自分の外側にある要因によって大きく左右されるものである。

そこへいくとマラソンにおけるリソース配分は、もっぱらおのれの意思によって決定可能だ。

タイム短縮を唯一の目標として合理的に判断すれば後半勝負なのだろう。
だがたぶん、本番では最初から行っちゃうと思う。
そして再び後半で地獄の苦しみを味わうだろう。
まるで人生のように、分かっちゃいるけど思い通りにならないのがマラソンのナイスなところなのだ、ということにしておく。

posted by ヤス at 16:35| 徒然なるままに