2015年12月08日

12月8日にぼんやり考えた

12月8日は、言わずと知れた真珠湾攻撃が70年前に行われた日である。
真珠湾に先立つこと1時間半前には帝国陸軍主体のマレー作戦が開始されており、この日太平洋戦争の火ぶたが切られた。

過去の出来事というのは、終わった後にいろいろ評論するのは簡単だ。

真珠湾攻撃では、当初の日本軍の構想通り米艦隊の動きが半年間封じ込められ、その間にアジア南方地域を占領する事に成功した。


しかし結局のところ、アメリカは戦争終結までに3万トンの大型空母エセックス級だけでも20隻以上、小型の軽空母・護衛空母に至っては約百隻ほど量産して戦場に送り込んできた。
同じ間に日本では正規空母が5〜6隻、商船改造空母などを合わせても10隻程度を建造するのがやっとだった。

空母建造隻数だけ見ても、日米の物量差は隔絶していて勝敗の帰趨は明らかであり、たぶん当時の日本軍首脳もそのことは分かっていた。

分かっていたけれど日本は戦争を開始した。


細かい政治的過程はともかく、大きな歴史の流れとして70年前の戦争を俯瞰するなら、日米の衝突は不可避であったように思われる。

ペリー来航の頃からその歴史の流れはうねっていて、日本がアメリカの覇権の傘に入ることは歴史の必然であったように思う。
まあ後知恵であるけれど。


話は変わる。
10年前の12月8日はAKB48が最初の公演を行った日でもある。

AKBというのも、いつも思うのだが、よくこんな突拍子もない多人数アイドルの企画を始められたなあ、と感心する。

それが曲がりなりにも10年続き、日本の音楽産業をはじめとするエンターテイメント業界に大きく影響を与える規模になっている。


考えてみると、戦争というのは始めることは出来ても上手に終わらせることが非常に難しい。
一方、AKBとかその他の多くの経済活動は、始めるのは簡単だが無事に続けるのがけっこう難しい。

両者を比較するのも無理な話であるが、「続けるのが難しいこと」をがんばって何とか続けることの方が、より創造的で価値があるような気が、何となくした。

posted by ヤス at 16:06| 徒然なるままに