2015年12月02日

便利とリスク

少し前にスマホのとあるアプリをいじくっていたら、

「新型iPhoneが当たりました」

という「アップルからのお知らせ」のメッセージが表示されて、出てきたボタンをクリックしたらちょっとしたアンケート画面が出現。
そのアンケートが、なんだかもっともらしくて自然な感じで、回答したら続いて氏名やら生年月日やらの個人情報の入力画面が出てきた。

そこでふと、アップルIDに一揃い個人情報が入っているのを思い出してそこでやっと我に返った。

こんな基本的な詐欺メッセージでも、何百万通も送っていれば確率的に何通かは確実に「ヒット」するのだろうなあと少しヒヤリとした。

それにしてもこんなメッセージに乗っかるなんて我ながら情けないなあと思ったのだが、後から考えてみると乗せられた理由については思い当たるフシがあったと思う。

それは新型のiPhone6sに機種変しようかどうかかなり迷っていたちょうどその時にメッセージが飛び込んできたこと。
そういう点でもこのメッセージはよく考えられている。
iPhoneがモデルチェンジして、新しいもの好きの人々がひとしきり機種変して、そのあとに控える、迷っているマジョリティ層をねらった偽メッセージだったのだろう。
たぶん普段送っている偽メッセージより、かなり良くヒットしたんじゃないかと想像する。

そのマーケティングセンスに、少しだけ感心させられた。


ところで、世の中ではマイナンバーが話題である。
あと1月後の年明けから運用が始まるそうだが、その割にナンバー通知の配布が遅れているようだ。

ワタシ的にはあんまり勉強していないので、マイナンバーがいったい何の役に立つのか詳しくはよく分かっていないのだが、これの導入によって税金や社会保障などの行政手続がより便利になってくれるのであればそれほど文句はない。

ただし、巷間言われているように情報漏えいのリスクに関しては絶望的だと思わざるをえない。
給料や報酬を支払う会社が収集したマイナンバーの管理については、いろいろルールが定められているようであるが、給料計算する事務員さんとか、どのみち人の目に触れるのであるから自分のマイナンバーはいつの日か必ず漏洩するものと覚悟しておかないといけないと思う。



そして詐欺行為を行う側は、時に感心するほどの創意工夫でいろんなやり口を試してくる。
今の時代、普通に生活していてもある一定の割合で騙されることを覚悟の上で生きていないといけないのかもしれない。

まったく、便利とリスクは隣り合わせになっているのであるなあ、と思った。
posted by ヤス at 12:38| 徒然なるままに