2015年12月01日

地球温暖化問題について

フランスのパリでCOP21が開催されている。

2014年の世界の気温は記録開始以来もっとも暑かったらしい。
そして実際につい1周間ほど前まで、11月だというのにぽかぽかの温かい日が続いていた。

地球温暖化問題を協議するCOP21は、先月のテロ事件に大きく揺れるパリにおいて厳戒態勢の中予定通り開催された。
このことからも、世界各国が温暖化問題をテロ問題と同等か、ひょっとしてそれ以上と認識していることがうかがえる。

しかし温暖化問題はものすごくむずかしい問題だと思う。

まず、なかなか差し迫った問題として体感できない。
テロ事件の場合、遠くで起きると他人事であるが、もし間近で発生したり知り合いが巻き込まれたりあるいは自身が遭遇したりすれば、目の前の問題として否応なく対峙を迫られる。
テロでは直接的に命を奪われたりする人が発生するわけで、その一方温暖化では農業が不作になったり低海抜の土地が水没することなどによる間接的被害として問題化する。

しかも数十年で気温が1度とか2度とか変化して、そのゆっくりした変化によって間接的被害がやはりゆっくりと進行する。

なおかつ、地球温暖化と二酸化炭素排出は無関係だと言う学者もいて、温暖化のメカニズムが必ずしも明確になっているわけでない。
しかし観測データにより気温上昇が現実に記録されており、また空気中の二酸化炭素濃度の上昇も同様に記録されている。

温室効果ガスは減らさないよりは減らした方がよさそうだ。
という、ものすごく問題認識の土台がゆるい状況の中、それでもこの問題に各国が取り組もとうしているところに大きな価値があるのだと思う。

世の中には、温暖化のような根拠曖昧で被害が発生するとしてもかなり先になるような問題よりも、テロや戦争、難民問題や貧困問題など、目の前に立ちふさがる直接的問題が溢れている。
しかし、であるからこそ、世界の国々は協力して温暖化のような長期的問題に取り組むべきであろう。
テロや貧困も、根本的解決には腰を据えた長期的な取り組みが必要である。
しかも各国が自国の利害を乗り越えて協力していかないといけない。
国際的な温暖化対策の枠組みは、そのような諸問題を解決するための土台作りにもつながるのではないか。

そして幸いな事に、日本は温暖化問題で国際社会をリードできる位置にいる。


わたしが住んでいる土地は海抜2mくらいしか無いらしい。
観測データによると現在年間3mmのペースで海面が上昇しているそうだ。
700年後に我が家が水上ハウスにならないためにも、国際社会はがんばらないといけない。
(海面上昇は海抜0m地帯を多くかかえる島嶼国家などには目の前の深刻な問題である)
posted by ヤス at 14:29| 徒然なるままに