2015年11月01日

ハロウィンについて

昨日はハロウィンだった。
都会では仮装した人々が繁華街に繰り出して賑やかだったらしい。

さらには、若干のトラブルがあったり、大の大人が仮想して騒ぐなよ、みたいな批判の声がSNSを飛び交ったりもしたようだ。

わたしとしては近年のハロウィンにおける日本国内の盛り上がりについて、楽しそうでよいと思いこそすれ、批判しようという気はゆめゆめない。
だがひとつ不思議なこととして、なぜ日本でハロウィンがこれほど盛り上がるのかということがある。

ハロウィンはもともと古代ケルトの風習がイギリスに引き継がれ、その後英語圏諸国に広まったものであるらしい。
そしてカトリックの国ではほとんど行われていないらしい。
さらに近年では、英語圏の国でもアメリカでもっとも盛り上がっていたらしい。

しかし、この数年はどうも世界で日本がいちばん盛り上がっているのではないか。
アメリカのハロウィンを見たことがないのでほんとうのことは知らないが。
というか、実は日本のハロウィンの盛り上がりすら見たことがないのだが。

それはともかく、英語圏でもなくキリスト教の国というわけでもなく、ましてやケルト民族とは縁もゆかりもないはずの日本でなぜにハロウィンが盛り上がるのか。

日本でハロウィンが定着したことの直接的な原因は、東京ディズニーランドであるらしい。
今から15年くらい前、2000年前後に大々的に行ったハロウィンの仮想イベントが徐々に「園外」に拡散し、日本国中のディズニー大好き系の人々によって各地で盛り上がるようになったようだ。
さらに、日頃から鵜の目鷹の目で販促イベントのネタを探しているお菓子屋さんや小売流通系の企業の皆さんがこれらの動向を察知して、各種のキャンペーンを張るようになったものと想像される。

かくしてディズニーランドが最初に火を付け、夢の国を愛してやまない人々を中心にあらたな祭りが発生し、そこに国内の企業群が油を注いでいよいよ盛んに燃えるようになったのである。
(と想像される)

基本的に日本人は祭りが好きなのだろう。
「ハレとケ」という時の「ハレ」の感じ。
少し自制のネジをゆるめて馬鹿騒ぎ出来る「ハレ」の時間の、ちょっとテンションが上がる感じの気持ちよさはわたしにも分かる。

日本の場合宗教的なしばりもゆるいから、クリスマスにバレンタインにハロウィンと舶来のイベントでも抵抗なく消化できるのだろう。
そのうちスペインのトマトを投げ合うあのお祭りも上陸するんじゃないか。
(もっとも、そのためには無駄になる大量のトマトが必要だけれど)

子供の祭りに大人が馬鹿騒ぎしてるんじゃない、みたいな批判についても、それはそれでもっともであるが、一度味わった祭りの楽しさを人々は手放すまい。
だからハロウィンは、来年以降も普通に続くだろう。
そしていつの間にか定着してクリスマスみたいにごく普通の年中行事になっていることだろう。
そしてその頃には、さらに別の舶来のお祭りがニュースになっているだろう。
と思った。
posted by ヤス at 08:12| 徒然なるままに